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室町時代に遣唐使が中国の供物菓子“団喜”を持ち帰り、団喜を元に串刺しの団子を作ったようで、江戸時代の安定期には『花より団子』という言葉も出来ました。
団子一つが一銭で一串5個刺し5銭で売られていましたが、1760年に4当銭の紙幣が発行され、1串4個さしにしたとの記録が残っています。
京都市の下鴨神社(加茂御祖神社)の祭りの際に、神前にお供え物として氏子の家庭にて作られたのが始まりです。
後醍醐天皇が境内にある御手洗池で水をすくうと、最初に泡が1つ浮き、やや間を置いて4つの泡が浮き上がったところから、その泡を団子に見立てて作ったという説があります。
また、みたらし団子は人間の頭と手足を象ったもので、これを神前に備えてお祈りをし、それを持ち帰り醤油をつけて火にあぶって食べ厄除けにしたとも言われています。
上記のように、団子は神前に御供えする物であり、食べることにより厄除けができるという、 神社より生まれた食べ物です。